専門職に就くには、勉強をしなければいけません。参考書を読んで、その内容を頭の中に入れていきます。また資格を取得するためには、試験を受けなければいけません。試験に合格するために覚えた知識は、自分の頭の中に定着して、実際の仕事をする時に役立ちます。
しかし、自分が覚えたことが仕事の現場ですべて役立つわけではありません。実際の仕事をしていると、想定外のことが起こります。例えば、介護の仕事をしていて認知症のことを知っていても、その知識にあてはまらない行動を取る人がいます。このような場合は、自分の知識を活用しつつ、知恵と工夫によって対処しなければいけません。対処がうまくいかないで、失敗する恐れもあります。
しかし、その経験は将来自分の仕事に生かすことができます。同じようなことが起こった時に、以前の経験を生かしてそれに取り組めるようになるからです。仕事の現場では、いろいろなことが起こります。自分には全く未知の出来事に巻き込まれることもあることでしょう。失敗して仕事をやめたくなることもあることでしょう。それでも、現場で起こることに誠意を持って取り組んでいけば、専門職として自分を成長させることが可能になります。仕事で基本的なことを学んで、それを頭に蓄えることは絶対に必要なことだと思います。しかし、学んだことにこだわり過ぎて、仕事をする時に柔軟に対応できなければ、専門職として働いていくことはできません。仕事を通して学ぶことは、プロとしての自分の糧になります。専門職についての詳細はこちら。